MagSite1をVersion 0.36にバージョンアップしました。
i-modeアクセスでもページ分割が正しく行われるように §
i-modeアクセスでもページ分割が正しく行われるように、というのがバージョンアップの理由ですが、他にも多数の箇所を直しています。更に、いつまでも怖いからと言ってオータムマガジンへのModulaFの適用を遅らせることはできない、と言うわけで、このオータムマガジンも最新版にバージョンアップしました。何か問題がありましたらご連絡下さい。
これを見よ! §
タイトルの「この鮮烈な新機能を見よ」というのは、人目を引くための宣伝文句に過ぎませんが、新しい機能を実感するためにぜひ以下のページを見て下さい。
2分割される表紙の実例
これを書いている現在、PCでアクセスすると、上記ページは2分割されます。この「アニメ感想」は、アニメのタイトルを持つ子キーワードが非常に多く、ページが長くなっていたものです。しかし、2分割されたことで、比較的最近更新されたキーワードだけが第1ページに含まれ、残りが第2ページに追い出されています。これで、見やすさがかなり改善されていると思います。
ここで注目して頂きたいことは、この2分割を実現するために、コンテンツ側に手を入れていないと言うことです。フレームワークとしてのModulaFによって、透過的に分割機能が挿入され、実現されているのです。
もう1つ、以下の事例もぜひご覧下さい。
5分割された「キーワードのコンテンツ一覧」
これはキーワード「辛口甘口雑記」のコンテンツ一覧ですが、従来は1ページに全て表示されていたものです。それが、コンテンツ側に手を入れることなく、ModulaFの機能によって、自動的に5分割されたわけです。
もう1つ注目して頂きたいのは、「分割されたページ」のナビゲーションのユーザーインターフェースが、上記の2例で共通であることです。このユーザーインターフェースは、XSLT変換の中で生成されており、コンテンツ側の内容とは無関係に同じものが生成されるため、どのページでも同じ使い勝手が提供されます。また、カスタマイズもXSLT変換を手直しするだけで済むので、容易です。
i-modeベースのコンテンツ §
URIにua=というパラメタを付けて、User-Agent相当の文字列を入れると、User-Agentの情報が上書きされ、他のデバイス向けの出力を得ることができます。
ですので、PC用のWebブラウザからi-mode用のHTMLを見ることもできます。
i-mode用HTML出力はまだ完成度が低いものですが、技術的側面を体感するために、これも試してみて下さい。
PC用Webブラウザで、i-mode HTML出力のオータムマガジン表紙を見る
PC用Webブラウザで、i-mode HTML出力のオータムマガジン コンテンツを見る
上の事例は、コンテンツのリストが別ページ扱いになっていることに注目して下さい。小さい画面で長いリストをいくつも出しても邪魔になるだけだと思いますので、これは選択したばあいにのも表示されます。この処理は、ModulaFフレームワーク側で実現されるもので、コンテンツ側、あるいはモジュールのドライバ側ではほとんど配慮する必要がありません。ユーザーエージェントの判定情報ファイルに、外部ページを使うという指定を入れることと、モジュール定義ファイルに外部ページ化したいモジュール指定にoption="external"という属性を追加するだけで済みます。
下の事例は、PC用として見た場合とはページの分割数が違うことに注目して下さい。ユーザーエージェントが異なると、ページ分割の基準値も変わります。(Version 0.35の解説を参照)
入手先 §
MagSite1 0.36は、MagSiteMan1上からダウンロードできるほか、MagSiteDistシステムよりダウンロードできます。
MagSite1手動ダウンロード
変更点 §
変更点は以下の通り。
- ModulaFモジュールをバージョンアップ
- 画像付きコンテンツで画像を見てから戻るをクリックするとカウントアップしないように (簡易対応)
- Pic.aspxからの戻りで、ret=に/か<が書いてあるものは全て却下する
- 分割されたページのとき画像表示ページからの戻りURLが正しい分割位置を示していない
- ua=DoCoMo/を付けた時、画像メニューのリンク先が不正コンテンツ閲覧ページが分割された場合、最初のページへのアクセスでのみカウントをアップする
- option="external"で外部に追い出す場合、ページ分割が正常に動作しない